次世代のギーガーか?

Скульптуры Pierre Matter

 Pierre Matterというアーティストの金属彫刻群。銅版が有機的な曲線を構成し、ハードウェア的な部品と相まって独特の美と怖さを表現している。
 H・R・ギーガーは、性器や骨、昆虫と言った有機体の曲線を組み合わせ、見る者に生理的な嫌悪感を感じさせることに成功していた。Pierre Matterは、それを鉄板やチューブ、機械部品を用いることで、スチームパンク的な雰囲気の中に、曲線の美と恐怖を構成して見せている。
 このコンセプトで作られた造形物が動いたら面白そうなので、映画に使われてくれないものだろうか。
 なお、Amazonで検索してみたが、Pierre Matterはまだ作品の写真集などは出版していないらしい。残念。