チェックメイト寸前かな?

マスコミ出演では日ごろのゴーマンさが消えて、すっかり“いい人”になった石原慎太郎知事。選挙のスローガンは「生活の安心と安全」だそうな。なぜ丁重な対応になっているのか。知事選を前に疑惑が噴出しそうだからである。

石原慎太郎を直撃する利権疑惑

 「買ってはいけない」などというトンデモ本を出してしまうような、ボケる(?)前の本多勝一氏は、朝日新聞時代、ずっと石原慎太郎を攻撃し続けていた。全盛期の本多氏のことなので、事前に証拠を揃え、反論の余地が無いように論理を固め、徹底して叩いていた。
 それらの記事は、説得力に満ち、読んでいても非常にわかりやすく、間違いなく本多勝一氏の「勝ち」だった。石原慎太郎は、まったく反論できなかったから、それらの批判を無視し続けるしかなかった。
 本多氏の記事によれば、石原慎太郎は、嘘に満ちあふれた、自分だけが可愛い、他人の業績を認める事ができない人物である。こんな自己中心的で傲慢、そしてタカ派的な人物が東京都知事を続けていることがまず信じられない。国会議員をしている時も都知事になってからも、失言・妄言で埋め尽くされているような品性の人に行政を任せるというのは、いかがなものかと思うのだが。
 かような理由で、私が都民だった頃は、石原には投票した事はない。
 それが三選のために急に「良い人」になり、挙げ句の果てには「オリンピック誘致」という箱物のエサ。姑息である。
 次々と出てくるボロが全て白日の下に晒される日が来るのを望んでいる。

貧困なる精神N集―石原慎太郎の人生

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