いずこも同じ花火かな

「まるで誤訳博覧会」−。光文社古典新訳文庫から昨年刊行されたスタンダールの『赤と黒』について、誤訳が数百カ所にのぼり、全面的な改訳が必要だと批判する書評が、スタンダールを研究する専門家でつくる日本スタンダール研究会の会報に掲載された。

スタンダール『赤と黒』 新訳めぐり対立 「誤訳博覧会」「些末な論争」

 「カラマーゾフの兄弟」に続いて、今度は「赤と黒」だって。
 翻訳に対する考え方とか姿勢の違いだけなんじゃないかと思うんだけど、まあでもこういう情報に関しては、研究者が論文を書く際に「元本」として使うのに十分なのかどうか、という検討も必要なので、「精密訳」と「普及訳」が両方あっても良いとは思うよ。


 ちなみに、私が個人的に読み比べた所感を書くと、わかっている範囲では以下のような感じかな。