図書新聞に載った書評

図書新聞 No.3290 ・ 2017年02月11日におきまして、岡和田晃さんの文芸時評「ホモソーシャルな「日本人性」に回収されない批評を求めて」という記事内に於きまして私が翻訳した作品が取り上げられました。まことにありがとうございます! ウェレル(大野典宏…

今年の成果発表

何とか本年中に発行されました。 東海SFの会発行の会誌「ルナティック」。ストルガツキイ兄弟による「残酷で卑劣な人々」を翻訳しました。 今年は中高年SFターミナルさんのSFファンジン7号(ウェレル「海軍パレード奇譚」)、ルナティック31号、ヤン・ヴァイ…

無言劇で進められる怖くて美しいファンタジー「草原の実験」

ソ連時代の実話を元に着想されたSFファンタジー。 その実話とは、かつてカザフスタンで、ベリヤの指示によって行われたアレのことである。 歴史によって匿名にされてしまった主役の少女は、そのまま匿名を維持するかのように何も話さない。かつて、匿名にさ…

「コングレス未来学会議」、セル版ディスク発売

スタニスワフ・レム原作、アリ・フォルマン監督作品「コングレス未来学会議」のディスク(BD/DVD)が発売されました。 なぜがレンタル版よりも二週間ほど遅れましたが、この機会にぜひどうぞ。 また、より深い理解を得るため、原作の「泰平ヨンの未来学会議…

図書新聞に書評が掲載されました

図書新聞の第3238号、2016年01月16日 (土曜日)号に、ソローキン「氷三部作」の第二部「ブロの道」について記した書評が掲載されています。よろしければどうぞ。 ただ、三部作に渡るネタを少し割ってしまっている部分もあるのでご注意を。 ブロの道: 氷三部作…

『ハヤカワ文庫SF総解説2000』が発売になりました

SFマガジンで3号連続で行われた、「早川文庫SF」の全部を解説しよう!という力技の企画が本になりました。 大野は、 p.68 ロバート・マイヤル『謎の円盤UFO』 p.83 スタニスワフ・レム『星からの帰還』 p.124 フランツ・ロッテンシュタイナー編『異邦から…

突然ですが京都SFフェスティバルに参加します。

本日21日に開催される京都SFフェスティバルに参加します。 私は合宿企画にて、大野万紀さんとジョン・ヴァーリイについて話します。 テーマ 今読む! ヴァーリイ ゲスト 大野万紀さん(翻訳家、書評家)、大野典宏さん(ライター・翻訳家) 日時 十一月二十…

10月17日、SFファン交流会に参加します。

SFファン交流会の例会に参加します。概要は下記の通り。 ■日時:2015年10月17日(土)午後2時〜5時 ■会場:笹塚区民会館 (京王線・京王新線「笹塚駅」徒歩8分)●テーマ:最新! 三次元地図のしくみ ●出演:大野典宏さん(ライター・翻訳家)、津沢正晴さん…

名古屋SFシンポジウムの配布資料を公開します

9月26日、椙山女学園大学にて行われた「第2回名古屋SFシンポジウム」で、大野が担当しました「東欧SF」の資料を全部公開します。 ダウンロードしてお使いください。 ただし、無断での転載、他所での使用は禁止とさせていただきます。 当日の進行案 ロシアを…

9月26日、名古屋SFシンポジウム開催

日時:2015年9月26日(土)午後0時30分開場(受付開始)、13時00分開始、18時終了予定 テーマ:ここではないどこかへ 場所:椙山女学園大学 101教室 名古屋市千種区星が丘元町17番3号 参加費:無料 参加予定ゲスト: 林譲治(作家)、中村融(翻訳家)、増田…

早川書房のメールマガジンで紹介されました

【スタニスワフ・レムの名作が映画化!】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『泰平ヨンの未来学会議』原作 映画「コングレス未来学会議」6月20日公開! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『ソラリス』で知られるSF作家、スタニスワフ・レムが 1971年に発…

ロシアのSF雑誌「イェースリ」、復刊!

サンクト・ペテルブルクの重鎮、ニコライ・ユータノフ氏が、「ロシア最後のSF雑誌」だった「イェースリ」を復刊させた。 早速届いたので、写真を。 なんと、一万部の発行だそうで、今の状況から考えるとかなり思い切った部数だ。 ロシア・ファンタスチカ(SF)…

「泰平ヨンの未来学会議」、Kindle版発売

無事に発売されました。こちらもよろしくお願いします。 ↓のリンクからどうぞ。泰平ヨンの未来学会議〔改訳版〕 (ハヤカワ文庫SF)

東京堂が凄いことになっている!

評論家の岡和田晃様よりいただきました。 現在、東京堂でたいへんなことが起きております! その模様はこちら! レムの新刊発売記念で、ロシア・東欧のSFが溢れかえっている!!! 群像社のストルガツキー兄弟を入手するには今が絶好の機会! お近くの方は、と…

あまりにも嬉しいので記念に

映画「コングレス未来学会議」の公式Facebookページで嬉しい紹介のされ方をしたので、記念に。(該当ページはココ) 大野典宏さんによるあとがきも、必見です!(映画についての記述を一部引用させていただきます。) 「クスクス笑いながら、シリアスに考え…

スタニスワフ・レム「泰平ヨンの未来学会議〔改訳版〕」、本日発売

スタニスワフ・レム原作、アリ・フォルマン監督作品「コングレス未来学会議」の公開にあたり、原作である「泰平ヨンの未来学会議〔改訳版〕」は本日発売になった。 出版社: 早川書房; 改訳版 (2015/5/22) ISBN-10: 4150120099 ISBN-13: 978-4150120092 例に…

SFセミナー2015レポート

cakesに「GW恒例、SFの集い 「SFセミナー2015」レポート」という記事が掲載された。 曰く、 ■未来技術とSFの転轍点 出演:大野典宏、鹿野司、八代嘉美、藤井太洋 本会最後の企画は、SF界で科学解説ライターとして活躍する3人と現役の本格SF作家…

スタニスワフ・レム「泰平ヨンの未来学会議〔改訳版〕」

5月22日、長らく入手困難だったスタニスワフ・レム著「泰平ヨンの未来学会議」が〔改訳版〕として、ハヤカワ文庫より発売されます。アリ・フォルマン監督作品「コングレス未来学会議」の公開も6月中旬に迫っています。 また、ハヤカワ文庫より新訳版「ソラリ…

SFマガジン2015年6月号のお知らせ

今回の特集は「ハヤカワ文庫SF総解説 PART2」。 大野は、 679 「収容所惑星」、ストルガツキー兄弟 694 「ビースト・マスター」、アンドレ・ノートン 856 「波が風を消す」、ストルガツキー兄弟 の三作品を担当しました。 また、「コングレス未来学会議」の…

コングレス未来学会議

アリ・フォアマン監督作品「コングレス未来学会議」。 が公開されるので、↓のようなことになっている。みなさま、買っておかないと、すぐに無くなって数年後に高騰しまっせ!!(^^;; 泰平ヨンの未来学会議〔改訳版〕 (ハヤカワ文庫SF)作者: スタニスワフ・レ…

SFセミナー2015に出演します

2015年5月5日、御茶ノ水の全電通労働会館ホールにて開催されるSFセミナーの本会に登壇することとなりました。 ■未来技術とSFの転轍点 出演:大野典宏、鹿野司、八代嘉美、藤井太洋 偉い先生ばかりの中、私が出てしまっても良いのでしょうか?(^^;;; まぁ、…

遅くなりましたが「ハヤカワ文庫SF総解説」

SFマガジン2015年4月号特集「ハヤカワ文庫SF総解説」に三本の紹介を書きました。 「謎の円盤UFO」、ロバート・マイアル 「星からの帰還」、スタニスワフ・レム 「異邦からの眺め」、F.ロッテンシュタイナー編 ご興味があればぜひともどうぞ。SFマガジ…

今の自分に必要なことをシブリンに言ってもらった。

figma アイドルマスター 渋谷凛 シンデレラプロジェクトver. ノンスケール ABS&ATBC-PVC製 塗装済み可動フィギュア出版社/メーカー: Max Factory発売日: 2015/07/30メディア: おもちゃ&ホビーこの商品を含むブログ (7件) を見る

12月13日、SFファン交流会にお邪魔しました

当日の模様です。ちょっと、飛ばしすぎたかなぁと思ったり(^^;; 予定通りなら、来年の前半にも、もう一度お邪魔させてもらう予定です。 トロン:レガシー(字幕版)発売日: 2013/11/26メディア: Prime Videoこの商品を含むブログを見る

新刊のお知らせ(空手関連)

東邦出版より、『すべて「秒殺」――倒せる!実戦空手』が発売されました。 大野は西良典先生の演武で受け手として参加しました。私が思いっきり投げられまくっている姿をご堪能ください(^^;; 表紙の右下にある、思いっきりのけぞっているのが大野です。 すべ…

12月13日、SFファン交流会に参加します

目一杯サービスするつもりなので、おいでください。SFファン交流会 12月例会のご案内 日時:2014年12月13日(土)午後2時〜5時 会場:笹塚区民会館(京王新線「笹塚駅」より徒歩8分) テーマ:ライブ版「サイバーカルチャートレンド」 出演:大野典宏さ…

第1回名古屋SFシンポジウムの公式レポート

9月27日(土)に開催された“第1回名古屋SFシンポジウム「SFから世界へ」”のレポートが、椙山女学園のWebサイトに掲載された。 近年、活字や映像などでSFコンテンツが社会に浸透しつつある中、その私たちに与える影響やこれからの可能性についてさまざまな角度…

9月27日、椙山女学園、「SFシンポジウム」、待ったなし!

椙山女学園大学国際コミュニケーション学部教授、長澤唯史先生のご尽力により実現した「名古屋SFシンポジウム」。 その第一回が9月27日に行われることはすでに告知済みだけど、ついにあの椙山女学園のWebサイトに掲載された。 http://www.sugiyama-u.ac.jp/ …

ストルガツキー兄弟「ストーカー」、新カバーで発売

ストルガツキー兄弟作品で最も有名(タルコフスキー監督の映画やFPSゲームなど)な作品、「ストーカー」が新カバーで重版。 レム作品でやったのと同じように校正は私が読んだ。今回は重版ということで、最小限の直しで止め、後に改定された部分などの反映は…

新刊のご案内「ノーベル文学賞にもっとも近い作家たち」

ロシア関係のお仕事。 青月社から発売される「ノーベル文学賞にもっとも近い作家たち いま読みたい38人の素顔と作品」というちょっと長い題名の本に私の文章が掲載されております。 ノーベル文学賞の候補者と噂される27カ国38人の作家を紹介した文学ガイドで…