第1回名古屋SFシンポジウムの公式レポート

 9月27日(土)に開催された“第1回名古屋SFシンポジウム「SFから世界へ」”のレポートが、椙山女学園のWebサイトに掲載された。

 近年、活字や映像などでSFコンテンツが社会に浸透しつつある中、その私たちに与える影響やこれからの可能性についてさまざまな角度から考えるシンポジウムです。これまで関東や関西にはSFに関するイベントがありますが、中部地区ではこのようなイベントは初の開催となります。
 第1部は翻訳家の中村融氏、大野典宏氏に書評ブロガーの舞狂小鬼氏による「翻訳とSF」パネルで、翻訳をめぐる様々な話題が飛び交いました。翻訳とはただ言葉を置き換えるのではなく、その言葉を通じて作られている世界を別の言語(日本語)で新たに構築する作業であること、その翻訳を読むことがさらにその世界を自分の中で再構築する作業であることなど、翻訳の新たな側面が見えてくる討議となりました。

 もうちょっと質疑応答の時間が作れたら良かったかもしれないけど、それをやっちゃうと多くの方々を置いてきぼりにしてしまう可能性があるので、程良い加減だったと思う。
 第二部の山川さんと八代さんの話がすごく面白かった。リマッチを強く希望!


金鯱の夢 (集英社文庫)

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