私は嫌「嫌韓」
流行っているというので、あまり気は進まなかったが、知識収集のために「嫌韓」本を読んでみた。
いやー、酷いねー。確かに、一部にエキセントリックな部分はあるかもしれないが、それを一事が万事であるがごとく誇大宣伝し、竹島問題では一方的に相手を誹謗し、北と南を一緒くたにして「仮想的」として認定して非難、そして自分たちの勢力に反する者を「プロ市民」というレッテルを貼って侮蔑する。
これってさー、ちょっと前まで「反ソ連」で活動していた右翼と全く同じだね。
「共産主義の東側勢力」と言って「攻めてくるぞー」などと根拠もない危機感を煽り、北方四島問題では住民のことも考えずに排他的に「不当占領」だと騒ぐだけで対話の可能性をも否定し、「領土を侵す者は敵」と認定して非難、そして自分たちの意見に反する言動を発する者を「アカ」として揶揄する。
つまり、「一昔前の狂信右翼」が、「嫌韓厨」または「ネット右翼」になっているだけで、構造はまったく変わっていない。
相変わらず他国との対話の可能性も相互理解も拒否し、「自国のプライド」などという偏狭な殻に籠もって排他的な言動を繰り返しているだけ。
国境を接していれば領土問題なんて、世界中のどの国にでもあることだ。それを紛争でなく、平和的に解決する努力をしてこそ、「頭のスマートさ」を外に向かってアピールできるというのに、一方的に誹謗するしかできない姿は限りなく見苦しい。
要するに、ソ連がロシアになり、北方四島も「共同管理」あたりが適当な落としどころじゃないか、という論調になってきてしまったので、矛先を竹島問題で揉めている韓国や、軍拡で危険な状態になっている北朝鮮に向け変えただけにすぎないのだな。
結局、「自らのプライドやアイデンティティの無い」人が「愛国心」などという前時代的な価値観にアイデンティティを求めているにすぎないと、私は感じる。要は、成長期に自分の確固たる価値観を構築し得なかったお子ちゃまが、「嫌韓」という価値観に、安直に相乗りしてすがっているだけにすぎないのだ。
愛国心はバカの最後の逃げ場。まさにその通り。
そして一方的に他国を誹謗し、見下す事でしか、自分の「価値」を見いだす事ができないため、罵詈雑言を吐き出し続ける。アホですか、この人達。
まずは自分の足下を見てみろよ、今の日本国政府の不祥事続きをどう思うよ。他国を誹謗する前に、自国の政治体制を監視したら? それが民主社会における市民の役割だよ。
その役割を果たそうとしている人達を「アカ」とか「プロ市民」と呼んで誹謗する側の知見の無さが見え見えで恥ずかしいよね。
2ちゃんねるに書かれているようなことを鵜呑みにせず、ちょっとは自分で物を考えてみてね。
『マンガ嫌韓流』のここがデタラメ―まじめな反論 不毛な「嫌韓」「反日」に終止符を!対話と協力で平和を!!
- 作者: 太田修,朴一
- 出版社/メーカー: コモンズ
- 発売日: 2006/05
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 162回
- この商品を含むブログ (28件) を見る
台風接近中
異様に眠たい。気圧が下がってきている。寝てしまおう。(-.-)zzZ
計算マニア垂涎
米HPは7月12日、関数電卓「HP-35」の発売35周年を記念して、「レトロな」関数電卓「HP 35s Scientific Calculator」を発表した。HP-35は、同社が1972年に販売を開始した「世界初」のハンドヘルド関数電卓。「レトロ」HP 35sは、先代HP-35を思わせるクラシックなデザインに、最新の機能を取り入れた。
「初の関数電卓」登場から35年――HP、新機能つき「レトロHP 35s」発表
もちろん、CASIOやシャープの関数電卓、プログラム電卓、ポケコンも有能で非常に重宝したし、今でも使っていて愛着があるのだが、やはり計算マニアにして計算機オタクとしてはHPかTIのものがずっと「憧れ」だった。
ああ……クラシックなRPNの関数電卓……欲しいなぁ……。
負けたけど、偉い!
第3回アメリカンフットボールワールドカップ
決勝 日本 20 − 23 アメリカ
ワールドカップ決勝戦の名に恥じない、ものすごく熱い試合だった。延長までもつれ込んでお互いにギリギリの攻防を続け、最後のフィールドゴールでやられてしまった。最後は観ているほうも緊張して胃が痛くなりそうだった。
しかし、相手はNFLレベルにはとても及ばないチームだとはいえ、発祥国であり選手層も厚いアメリカだったのである。実力的には「決して勝てない相手」ではなかったし、実力の拮抗したシーソーゲームで、今回の大会では唯一「観る価値のある試合」だったと思う。
あー、しかし、三連覇できなかったのはくやしーんだけど、今後もアメリカは続けて出てくるだろうから、日本対アメリカという組み合わせでの決勝戦を再び観たいと思う。
もちろん、その時には、日本が勝つということで。