「化けの皮」は言い過ぎじゃないかと…

 綾波書店さんの【4月25日(日)】の分で、ミルコの敗戦に関して「化けの皮がはがれた」という表現をされているのだが、これは言い過ぎじゃないかと思う。
 現在のミルコは、スタンドの状態でのポジショニングが圧倒的に上手く、しかも寝技も上手いトータルファイターだと考えている。ストライカーの戦術として、拳圧だけで押すのはボブ・サップを見てもわかるように、限界がある(実は私も力だけで押すタイプなので行き詰まっているし…)。事実、綾波書店さんが「拳圧で押す」タイプとして挙げているシウバは、実際には寝技もスタンディングでのレスリングも圧倒的に上手いと思うし、それを試合で十分に活用していると思う。
 ミルコの敗因は、純粋にランデルマンがミルコの攻撃パターンを研究しつくして対策を練ってきたのが見事に当たったという点と、ミルコが不用意に左ハイを出そうとした点にあると考えている。
 これで突然、ミルコが負け始めるというわけには行かないと思うのである。

 ところで、男の「とんび座り」は骨格の構造的に不可能だとされているし、実際に私もできない。なので、男が逆足でペタンと座れるのって凄いことだと思う。