力ある者と力無き者

 力ある者は、力無き者を護ることが常識、というか美徳とされているはずなのだが、世の中、そう上手くは回ってくれない。
 たとえば私が小中学生の頃、私は俊敏で運動もできたほうだとは思うのだが病気がちで、気も弱いほうだったので、今思い出しても散々な目に遭っていたような気がする。
 今では体格とか荒事で私に勝てる人はそうそういないと思われるのだが、気が小さいのは相変わらずで、どんなに理不尽で酷い事を言われても何も言い返す事ができず、ストレスが貯まる一方の生活を送っている。
 力ある者は増長し、力無き者を一方的に虐げるという構図は、ガキの世界でも大人の世界でも、国際政治の世界でも変わらないのだなぁと実感。
 力無き者は滅びて行くしか道は残されていないのだろうか?