現代日本的な「逃亡者」最終回

 逃亡していた男は追い詰められた挙げ句、自分の無罪を証明できないまま撃ち殺されてしまう。そして新聞で大きく報道され、男の親戚一同に至るまで社会的な生命を絶たれてしまう。
 しかし、三年後、別件で逮捕した別の男が、実際には自分が犯人だと自白し、男は冤罪のまま射殺された事がわかり、警察の責任者が記者会見で謝罪する。
 だが、男は死んでしまっているし、離散してしまった親族達の生活は元には戻らないまま終わる。
 これでどうだ? 現在の日本なら十分にリアルでしょ?