何げに便利

 さて、この写真に写っているものが何かというと、「自動巻時計の自動巻機」である。この説明のややこしさが素敵だ。
 しかし、説明のややこしさとは逆に原理はいたって単純で、真ん中にある溝の中に自動巻時計を入れておくと、電気の力で台がゆっくりと周り、自動でネジを巻いてくれるという、非常にたわいのないものなのである。
 同居人が通販で買ったものなのだが、長期にわたって腕時計をしない時などでも止まらずに動いてくれているので重宝している。無関係の人からすると何のために存在するのかわからないのだろうが、必要な人には、あればあったで便利という不思議な電気製品だ。