47氏、有罪判決についての思い
Winny裁判の件。ソフトウェアを開発した47氏が有罪判決を受けた。
47氏が逮捕された時から、私の立場はまったく変わっていない。
ソフトウェアを作ったことに対して「犯罪のほう助」という理由での逮捕は不当だ。
確かに、ウィルスを作るヤツとか、クラッキングツールを作るヤツは許せない。しかし、Winnyはあくまでも「ファイル共有ツール」だ。それが違法行為に利用されたからといって、違法に利用したヤツを逮捕するというのなら非常に良く納得できるが、ツールの開発者まで逮捕されるというのは、明らかに間違っている。
私は、個人的に「ファイル共有」などは好まないので、Winnyをダウンロードするつもりもないし、使ってみたいと思ったこともない。
だが、この件に関しては、私は47氏が無罪だと信じている。
もし、47氏が有罪なのだとしたら、違法ダウンロードをさんざん煽っていた厨房向けネット雑誌も有罪だし、これらのほうが罪は重いはずだ。
Winnyが「危険なツール」なのだとしたら、YouTubeとか、他にも危険視されかねないものが多いので、この一線だけは譲ってはいけないと考えている。