護国寺で行われている砂曼荼羅の制作が明日の午前中までだというので、今日はそれを見てきた。
作っては壊すという、本当に「諸行無常」のものではあるが、修行として行われる神聖な行為である。そこに「せっかく作ったのに」とか「奇麗なものなのに」などの「もったいない」という概念を持ち込んではいけない。
時間は一瞬の連続。過ぎ去った時は戻ってこないし、永遠に不滅の物も無い。美人も老いるし、金持ちも偉い人でも死ぬ。まさに諸行無常。
「無駄であるかのように見えるかも知れない事」に対して、一心に取り組む坊さん達を見て、ふと柄にもなく敬虔な気分になった日だった。
