政府の闇の力

ロシアのプーチン大統領チェチェン政策を痛烈に批判した女性記者アンナ・ポリトコフスカヤさんが昨年10月に殺害された事件で、ロシア最高検察庁のユーリー・チャイカ検事総長は27日、実行犯や事件に加担した容疑者10人を逮捕したことを明らかにした。
また、殺害を依頼した者は国外におり、「ロシア国内の情勢不安定化を狙っている」との見解を示し、プーチン政権の事件への関与を否定した。容疑者の実名は公表されていないが、逮捕者の中には、「チェチェン共和国出身の男」や元警察官・元連邦保安局職員が含まれているという。

露女性記者殺害、容疑者10人を逮捕…元連邦保安局職員も


 この話、どこまでが本当なのかはわからない。「政府」のしでかした事だろうし……。
 論評は、真相が明らかになってからすることにしよう。
 もっとも、真相が明らかになるのかどうかは、わからないが……。

 しかし、かなり不謹慎だが、同じ報道人としては、アンナ・ポリトコフスカヤさんの命をかけた勇気ある行動――命をかけて意見を主張した事――に対しては、尊敬する。これがポリトコフスカヤさんの本望だとも、覚悟していた結果だとも思わないのだが、報道人は何ものをも恐れてはいけない、ペンの力に絶対の信頼を寄せ、その信念の元に行動すべきなのだ、ということを身をもってわからせてくれた。と思う。

プーチニズム 報道されないロシアの現実

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チェチェン やめられない戦争

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