出たな特許ヤクザ!

ソニー任天堂が、携帯ゲーム機の遠隔操作などに関する特許侵害で米国企業から訴えられたことがこのほど明らかになった。
両社を訴えたのは米Cooper Innovations Group(CIG)。同社は、ソニープレイステーション3に使われている6軸コントローラーやBlu-Ray遠隔操作技術、任天堂Wiiに使われている遠隔操作技術やヌンチャクなどが、CIGの特許を侵害しているとして、2007年12月27日に米国ペンシルバニア州の西部連邦地裁に提訴した。CISは両社に対し、当該特許の永久的な使用禁止と損害賠償金、訴訟費用などを請求している。

ソニーと任天堂がゲーム機の特許侵害で米社から訴えられる

 こういう特許ヤクザとか、商標権ヤクザって意外と多いんだよねー。私も職場で配達証明とか弁護士事務所の住所が書かれた手紙を受け取ったことがあるよ(^^;
 しかし、「当該特許の永久的な使用禁止」とは大きく出たな。これでWiiPS3を販売中止にしたら、CIG社および社員全員は世界中の狂信的ゲームヲタクのテロ標的になりそうな気がするんだけど(^^; いやいや、これ、マジでっせ。
 まあ、上の条件は裁判を有利に進め、支払わせる金額をつり上げるための方便以外の何ものでもないことは明白だ。日本だったら、たいていは「なあなあ」で済む事が多いのだが、訴訟大国アメリカだけに、これでどれだけ儲かるかわからないので、CIGの側には「美味しいだけの訴訟」ということになる。
 でもまあ、UNIXヤクザだったSCOのように、オープンソースOSユーザー全員を敵に回して潰れた会社もあるから、この会社も同じような運命をたどるかもね。
 もし、アメリカに2ちゃんねるがあったら、今ごろCIG社の電話番号やメールアドレスが晒されて、突撃厨からの甚大な被害を受けていることだろうね。それが良いか悪いかは別にしてね。
 とはいえ、利益にたかる蝿のような企業は、この世から早く消えて欲しいものだ。