ちょっと待て!

秋田県男鹿市の宿泊施設で昨年大みそかなまはげが女風呂に侵入した問題を踏まえ、市は29日、各町内会の男性代表者ら約20人を集め、なまはげの「暴れ方」について協議した。

なまはげの暴れ方、指針づくりせず

 こんなのって当たり前じゃんねー。問答無用、傍若無人に暴れて怖がらせるからなまはげなのであって、それにマニュアルを作るというのは愚の骨頂でしょ。一回不祥事を起こしたからといって、すぐに規制とかガイドラインなどという話が出るのは、今の世の中がどれだけ窮屈になっているかの証明だね。
 確かに、日常生活での無茶苦茶はいけないが、それが許される時が祭りなのである。それこそ吉本隆明が指摘した「ケとハレ」なのである。岸和田のだんじりだって、浅草の御輿、諏訪大社の柱落としだって、毎回のごとく怪我人や死人が出ようとも、「伝統文化」ということで通しているのだ。
 そんなものに役人が主導して「暴れ方のマニュアル」などというものを作るのは、バカ以外の何ものでもない。だいたい、マニュアルがあったら「暴れ」にならないじゃん(^^;;
 どんなに危険だろうと、野蛮だろうと、文化は文化、伝統は伝統。大事にしようぜ。