石破茂はキャラで損をしている（のかな？）

　イージス艦の件は、自衛隊の側に落ち度がありすぎで問題にならない。その前にも情報漏洩とか、国民監視とかで信用度はまるっきり地に墜ちている。
　そんな中で大臣をやっている石破さんは、気苦労が絶えない事だろう。
　あの人、役職があれだし、あの上から目線で物を話すような態度で「嫌われキャラ」をしているが、私はあの人って重度の軍事オタクではあるけど、案外とリベラリストの面もあると思っている。
　ただ、悪名高い情報保全隊を作ってしまったというのは汚点の一つだし、大臣が背広組・制服組を含めて下部組織をまったく管理できていないという点は、大きなマイナスポイントだ。このままでは首相の座は遠いぞぉ。まあ、なって欲しくはないけどね。
　でもさ、防衛大臣が完全無欠な保守強硬派ではなく、靖国参拝を否定したり、第二次世界大戦を侵略戦争だと言い切ったり、教育基本法に反対したり、徴兵制は非現実的だと言ったりと、意外とリベラルだってことはあまり知られていないと思うから、ちょっと紹介しておく。
　まあ、今回の件で管理者責任は逃れられないだろうから、堕落しきった自衛隊の巻き添えを食って辞任というのはかわいそうかもしれない。でも、規律を徹底できなかったとか、組織を管理できなかったという点ではトップとして「無能」と言われても反論できないので、しょうがないね。
　未来が無くなって残念でした。