Su-27フランカーが粗製濫造される!?

中国がロシアから購入した一線級戦闘機「スホイ−27」の複製製造に成功し、今後、同機を量産して第三国に輸出する可能性が出てきたと報じた。
中国は1992年にスホイ−27を76機購入。95年には、同機を小幅改造した単座機「殲撃−11」を中心に200機のライセンス製造で合意したが、搭載する電子機器やエンジンの技術移転は認められず、ロシアから直接購入していた。今回、エンジン製造などを含めた一貫生産に成功したという。

ロシア製主力戦闘機 中国、一貫生産に成功 ロシア警戒、第三国へ輸出の可能性

 これって、明らかに中国が契約違反のリエンジニアリングをしているよね(^^;
 まあ、記事にもあるように、ライセンス違反をしている!という動かぬ証拠を突きつけるのは難しいだろうけど。だって、中国がロシアに本体を売るわけないもんね。
 しかし、ここで問題になるのは、中国と仲良しの、隣の半島にある北の国とかに売っちゃったらどうなるのか?という話。確かあの国は、MiG-29を所有している。これはSu-27とほぼ同性能であるとされるが、短距離型で機動性に優れた機体であるとされている。一方、Su-27は長距離機で、しかも大量の兵器が搭載可能である。
 だから、MiG-29は局地戦に向いており、Su-27は戦略戦に向いているとも言える。
 で、そんな物騒なシロモノを中国が安価でいろんな国に売り始めると言うわけで……。何だか、恐い想像になってきちゃった……。