メドベたんは本気(だと思う)

ロシア大統領選で当選したメドベージェフ第1副首相が5月7日の大統領就任式を前に政権交代の準備を進めている。プーチン政権下で台頭したシロビキと呼ばれる治安・情報機関出身者の排除に向けた布石とも取れる動きを見せるなど、これまでの強硬路線と一線を画した新しい政治を画策している模様だ。

ロシア:メドベージェフ氏政権交代準備 独自路線へ布石か

 前から書いているが、プー様は引き際を心得ている人だし、メドベたんも自分の信念を持っている人だと思うので、内政はメドベたんの「リベラル路線」にしようという意向なのだろう。
 ただ、外政に関しては、「後にプー様がいるぞ!」という威圧姿勢は崩さないんじゃないかと思う。EUアメリカによるロシア包囲網が完成されつつある中、ベラルーシを除く隣国がみんな親米路線に転換している以上、これは仕方がない措置だろう。
 とはいえ、外政で強硬路線を続けると、外からは「ロシアはやっぱりプーチン路線だ」と見えてしまうので、メドベたんのリベラル路線が評価されないんじゃないかと、ちょっと心配だね。
 今の状態を見る限り、外政の路線変更は無いと思うのだが、プー様じゃなくて、メドベたんが直接出ていって、柔らかく柔軟な姿勢で強硬に、という離れ業を演じて見ない限り、「院政」という揶揄は消えないんじゃないのかなぁ。
 まあ、メドベたんには期待しましょう。