意外と面白くてSFしていた
↓の作品を観た。半村良の原作とも違い、先の映画版とも違い、作品名とシチュエーションだけを借りた「リイマジネーション作品」だと思った。
だが、SF的な論理的整合性とか、細部へのこだわりなど、これはこれで良い出来の映画だった。
半村版の「戦国自衛隊」、映画版の「戦国自衛隊」、そしてこの「戦国自衛隊1549」のどれが好きか?と聞かれたら、「うーん、どれも別の作品だから比較できない」としか言えないだろう。
歴史の中に無理矢理と組み込まれ皮肉な結末を迎える半村版、「もうこの結末は仕方がない」と納得させるだけの理由を用意して虚無感を感じさせる前の映画版、そしてアクションよりも時間SFとしてのこだわりを貫いた「戦国自衛隊1549」、どれも私は気に入った。
「どうせ、中途半端なリメイクでしょ」と思っていた私は反省しなくてはならない。
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