社会貢献ということ

 もうそろそろいい歳にもなってきたので、これまでに自らが学んできた物を人に伝え、今後の社会に貢献することを考え始めなければならないと思う。
 そこで、ちょっと考えてみた。

 私のやり方が間違っていて、アプローチの方法が一般の常識とは違うという事が発覚したので、それを改め、積極的に外へと出して行かなければならないと感じている。先代の深見弾先生の時代とは状況が違うのだ。時代に合った方法を取らなければならない。
 今までに貯めた知識や人脈を利用して積極的に活動し、自ら積極的に打って出るということを模索しなければならない。そうでなければ、せっかくロシアSFが盛り上がり始めている昨今の状況を無駄にしてしまう。これは早急の課題だと考えている。

 竹内正実先生の「テルミン」が発売されてからほぼ十年。テルミン教室も盛んになり、演奏者も増えてきた。しかし、技術的な視点で語った資料はあまりない。
 なので、音の仕組み(フーリエ変換倍音加算、うなり)から始まり、テルミン(うなり)→アナログシンセサイザー倍音加算)→ディジタルシンセサイザーFM音源とPCM)という歴史と、それぞれの原理をまとめ、日本の電子楽器エンジニアが音楽の基本と、電子楽器の基本が学べるような本を作りたいと思っている。
 著者は探せばたくさんいると思われるので、私が編著という形にして出す事ができれば、これは最高の幸せだと思う。

  • 護身術

 武道や格闘技を教える気は無い。なぜなら、精神性や過剰なまでの技術習練が必要になるからだ。私は、女性やいじめられっ子といった社会的に弱い立場に置かれている人のために、速習でき、その場で実際に使える技術を教えたい。ただし、その技を実際に使う必要は無い。ただ、(武器術も含めて)技を覚える事で自信がつき、痴漢に遭っても声も上げられずにいる、いじめに遭っても黙ってされるがまま、という精神的な弱さの部分を克服できるようになれば良いと思っている。公民館でも良いので借りて、週一回二時間の練習で、自信を付けて貰えるのなら、それで十分だと思っている。

  • 基礎技術本

 工学の基本には数学や理学がある。それを啓蒙して行きたい。幸いなことに私が勤務する会社は、そういう本が出しやすい状況にあるので、今後は、「基礎固め」として、基本に立ち返り、何にでも応用が利く本を出して行きたい。


##全部ができるとは思っていないが、生涯学習を続けながら、自分が覚えてきた事を人に伝えるということが重要なのだと思っている。