テレビで戦艦長門や原爆実験の映像を見て思った

 「国民だったら国家を守るのは義務だ」という人がいる。
 だが、国家は国民を守るという形式的な責任はあるが、果たし切れていないし、それは不可能だ。
 ここに非対称な契約関係がある。
 だから、私は世界各地に存在するそれぞれの文化を尊重し愛するが、国という単位の集団は信用していない。
 仮にそこに住んでいる者として、国との契約である法律と、自明の約束としてある道徳のみを信じる。あとは人と人との信頼関係しか信じていないし、それ以上の物はないと思っている。
 国家に対する従属や信仰など、一切持ち合わせるつもりはない。
 同じく、他の何かに対する盲目的な従属や信仰も拒否する。
 だから、それに反する行動や言動は断固として反対する。
 それゆえに、感情で物を言うつもりも無いし、戦争や暴力を支持する事もない。
 逆説的だけど、平和のためなら「言葉での喧嘩」はいくらでもするよ。
 と、「天皇陛下万歳!」と言いながら死んでいった、生まれながらに洗脳されていた人達がいたんだなぁという嘆かわしい気持ちを言葉にしてみた。