精神鑑定が必要だぞ、これ

大阪府警生野署などは17日までに、コンビニ店の飲料水に除光液を入れたとして、業務妨害容疑で大阪市の私立高校2年の女子生徒(16)を再逮捕した。
女子生徒は生野区マツモトキヨシ桃谷店で商品の整髪用ワックスに画びょうを混入させたとして同容疑で逮捕されていた。

飲料水に除光液を混ぜる 女子高生を再逮捕

 この子、悪意の固まりというか、悪戯心の固まりというより、明らかに病んでいるよね。
 逮捕するのは当然だとしても、精神鑑定と治療が必要なんじゃないのかなぁ。病気でこういう反社会的なことをやっちゃっているんだとしたら、責任能力を問うのは理不尽なので(被害者にも可哀想だが)、尋問したり拘置したり書類送検するよりも前に精神科医の診断と入院治療が必要なんじゃないかと思う。
 結構、そういう病気のために自分をコントロールできなかったり、責任能力が無い人って多いと思う。そういう人に対する刑罰って意味がないし(正常な判断ができないんだから罰しても本人には理解できない)、治療した上で反省を促すという手続が必要なんじゃないかと思う。まあ、実際、普通の神経で考えられない事件が起こると「精神鑑定」とか「責任能力」という話が出てくるのはそういう理由によるものだしね。
 「キ●ガイは危険だから閉じこめておけ!」とか「キ●ガイでも何でも死刑にしてしまえ!」というのは、かえってフェアじゃないと思うんだよね。ある意味で、特定の病気を持って正常な判断ができない人を差別し、社会からパージしようとしているという「優生主義」的な発想だから危険だと思うのだ。
 だから、たとえば宮崎勤や加藤智大が起こした事件は許されないものだと思うのだが、「責任能力」という点でどうなのかなぁ、という疑問が消えなかったりするのである。