フィクションにツッコミはナシだが

 「大正野球娘。」、おもしろいじゃん。気に入った。「バンブーブレード」とか「けいおん!」とかのガールズ物って好きなんだよね。
 で、大正時代に現在的なデザインのセーラー服があったのか、という点が気になってしまった。
 いや、初めて女子の制服としてセーラーのデザインが採用されたのが、1920年、京都の平安女学院での事だから、1912年〜1926年の大正時代にセーラー服が「無かった」とは言わない。
 しかし、セパレートで、上が白、膝上丈のプリーツスカートがあったというのは、事実じゃない。
 実際には、↓のようなデザインだったのだ。

 ワンピースデザインだし、スカート部分も長くてプリーツは入っていない。もっと野暮ったい感じであることは確かなのだ。
 フィクションにマジツッコミは格好悪いのだが、こと女学生の制服に関しては、見逃すことの出来ない性分なので書いてみた。

私学制服手帖―エレガント篇 (進学レーダーBooks)

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