「狭き門」は良い事だらけじゃないよね

今春の入試で、国公立は筆記試験による一般入試の入学者が81%を占めた。これに対し、私立は一般入試が44%。指定校推薦16%、公募制推薦10%、書類審査や面接などで選考する「AO(アドミッション・オフィス)」8%、付属・系列校推薦5%など一般入試以外の入学者は計46%だった。

「一般入試で入学」私大では少数派に

 高校も大学も仕事も、全部「一般公募」でしか入ったことはないなぁ。推薦を貰えるほどの環境にはいなかったからね。
 私が大学を出た頃はバブルで、青田買いがほとんどだったから、新入社員の中で一般公募で入社したのは、たったの二名だったよ(^^;; 後で人事の人に聞いたら、1000人は来たという話だったから、倍率は約500倍だったんだって。その代わり、技術開発研究室に配属されてしまい、知識がまったく無いのに、いきなり高度な仕事を全部押し付けられてたいへんな事になったけど(^^;; 結局、それは失敗に終わったんだけど、これって私の上司が無能だったというだけの話だよね。(^^;;
 で、転職した際はもっと凄かった。試験と面接が厳しくて(今でもそうみたいだけど)、新入社員が入ったのは十数年ぶりのことだったらしい。それまで、みんな落としていたんだって(^^;; まあ、給料は良かったけど、長時間の仕事と勉強で忙殺されたね。
 で、今は気ままにやっているように見えるかもしれないけど、全部表から堂々と行っている。コネとか「ご配慮」は使っていない。そんなものは、これから作るものだと思っているからね。
 でもでも、代わりに支払った代償も多かったから、あまり他人にお勧めできる話じゃ無いね。これは元々、私には土台が何も無いから、こんなやり方しかできなかったというだけの話だから。


 まあ、どうやって入るにしても、結果は本人次第としか言えないので、簡単に入れるんなら入っちゃっても良いんじゃないの。そう思うね。

狭い門からはいりなさい。滅びに至る門は大きく、その道は広いからです。そして、そこからはいって行く者が多いのです。
いのちに至る門は小さく、その道は狭く、それを見いだす者はまれです。

ーーマタイ、7章13-14節

 これって、勘違いされているんだけど、どこかに入るという意味じゃなくて、すべてにおいて安易な方向に流れるなという意味だよね。
 だから、まったくもってOK牧場

狭き門 (岩波文庫)

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