LLTVでの発表内容

 先週の29日に行われた本番では時間切れになったので、資料を公開する。ここ
 これで問題になったのは、HP50gの内部仕様が公開されていないという点。本来なら、数値計算におけるアルゴリズムが妥当であるかどうかの検討は事前にするべき話だ。だが、内部のハードウェア構造やプログラム環境の詳細などが公開されていないので、これは手探りで行い、「限界が来るまでは妥当」という答えを出さざるをえなかった。
 しかし、この結果から、ハードウェアの能力を考えるとHP50gの環境は十分に優秀で、しかも実用的な範囲では何の問題も無いことがわかった。
 まあ、あえて拡張ライブラリを使わなかったり、計算アルゴリズムによって外部ルーチン化をせず、効率を無視して正直にべき乗や階乗を計算することで、「電卓をいじめてみる」というコンセプトだったので、ここまでが限界だったろうとは思う。(あくまでもネタだし)
 実際にはもうちょっといじったのだが、そのコードを使ってもLLっぽさが無くなるので止めた(^^;; まあ、それにものすごい時間がかかったのは秘密なんだけどね……。
 で、結果を明かしておくと、変にいじったプログラムよりも、内蔵のソルバを使った方が精度も速度も出たので、プログラムの公開は止めて、正直にやろうということに変更したという話もあったりする(^^;;