揺れ戻しか?現実路線か?
任期満了に伴うウクライナ大統領選挙の投票が17日午前8時(日本時間午後3時)に始まった。投票は午後8時に締め切られ、開票作業に入る。直近の世論調査では親ロ派のヤヌコビッチ前首相がティモシェンコ首相をリードしているが、当選に必要な過半数は確保できず、決選投票にもつれ込む公算が大きい。
ウクライナ大統領選、投票始まる ヤヌコビッチ氏が優勢
私は「オレンジ革命」を支持した。ウクライナがEUに加盟するというのが民意なのであれば、そうすべきだろうと思ったからだ。
しかし、NATO(アメリカ)によるMD戦略でロシアとの関係が悪化した際の対応がまずかった。多くの産業や貿易、そして特に天然ガスでロシアとの関係はまだまだ深いのに、政治の面でピリピリさせすぎてしまった。その時点でユーシェンコ大統領はあくまでも親米路線を取ったので、ロシアとの関係が悪化し、経済的な危機を招いてしまった。
そして、ティモシェンコ首相がロシアとの関係改善を図ったことで、政府は二分化してした。その混乱の結果が、経済成長率-14%という酷い数字だった。
今回の親ロシア路線は、経済的な面ではロシアとの協力が無ければウクライナという国は持たないという判断なのだろうか。それとも、親米路線が失敗だったという一点での揺れ戻し現象にすぎないのか。
どちらかはわからないが、ロシア、ベラルーシ、ウクライナは分かれない方が良いと思うのだが。。。
ベラルーシだって、あの大統領を何とかしないと本当に世界から孤立するぜ。。。