数学の伝道師、マーティン・ガードナー先生、他界

I am very sad to write that Martin Gardner, a skeptical giant and genius by any standard, died today in Norman, Oklahoma.

Martin Gardner, 1914 – 2010

　中学生の頃に読んだ「数学ゲーム」が始まりだった。数学って本当に面白いものだと思った。
　その後、マーチン・ガードナーという名前で本を買えば、必ず興味深くて面白いと確信し、「Aha! Gotcha」でパラドキシカルな論理の遊びに目覚め、「奇妙な論理」でインチキなものに対しては遠慮なく論理的に反論するべきだと思ったのだった。
　そして、「数学パズル」というジャンルを知ったのもこの人のおかげで、サム・ロイドやデュードニーのパズルを編纂して出版した功績は大きいと思う。
　この人の本によって、数学に惹かれて行った人って世界中に数えきれないほど存在していると思う。
　数学の伝道師。
　田舎の中学生を見事なまでに数理の世界に引き込んだ、この偉人にひたすら感謝。

数学ゲーム 1 楽しい数学へのアプローチ (ブルーバックス 248)

aha! Gotcha ゆかいなパラドックス(1)

aha! Gotcha ゆかいなパラドックス(2)

奇妙な論理〈1〉―だまされやすさの研究 (ハヤカワ文庫NF)

奇妙な論理〈2〉なぜニセ科学に惹かれるのか (ハヤカワ文庫NF)

カンタベリー・パズル (ちくま学芸文庫)