ピンポイント増税は不公平

民主党野田佳彦財務相は16日午前、横浜市内で開かれた討論会で、東日本大震災の復興財源について「たばこも酒も税制を通じた『おやじ狩り』みたいなところがある」と述べ、たばこ税や酒税の引き上げに慎重姿勢を示した。
たばこ増税は「おやじ狩り」=復興財源、与謝野氏に反論−野田財務相

 私の考えは一貫している。
 被災者にも課税される制度に関しては、どうしても不公平感を感じる
 被災者にも喫煙者はいるし、酒も飲む。被災者だから禁煙しろと命令する権利はない。同じことは消費税にも言える。復興の財源を消費税に頼ることにも反対である。なぜなら、被災して収入が少なくなった人、そもそも収入が無くなった人から、生活必需品を買うための経済的余裕を奪ってしまうからである。
 消費税、たばこ税、酒税、公営賭博税など、無差別に課税する制度には、とことんまで反対の意を表する。