事件の後では遅いのだが

  「さすまた」引く手あまた 教育現場からの注文殺到
 「さすまた」というのは、先が大きくY字形になった棒で、それで暴漢などの胴体を固定して取り押さえる防犯用品だ。
 中央小学校の事件で需要が増えているのだという。確かに記事にあるとおり、さすまたを導入するということは、教師に対して「命を張れ」と言っているのと同じ事なのだが、教師が守らなかったら、いったい誰が児童の命を暴漢から守るのだろうか。
 理想は教師も児童も全員無事に逃げ延びるということに尽きるのだが、現実的にはそう上手くは行かないだろう。さすまたは、胴体を押さえつけ、もし暴漢が刃物などを持っていても、棒の長さより短ければ、使っている者が傷つくことはない。そういう点では非常に有効な防犯具だと思う。今後、さすまたを使った防犯訓練などが盛んに行われるようになることを望む。