やる時は一人で

  職質の車、集団自殺直前だった…未然に阻止
 本人はかなり思い詰めていたのだろうけど、24歳にもなる男が、15歳の女の子二人と一緒に自殺しようと考えるというのは、ちょっと情けない。
 死のうとまで思い詰めている男が、一人では恐いからと言って、女子高校生二人の付き添いが必要だったのだろうか。
 この男は、本当に死のうと真剣に思い詰めていたのだろうか。それならば付き添いは必要無いはずだ。一人で死ぬのは嫌だからと言って、宮城県、北海道、長野と移動するだけの行動力を見せているのだが、この行動力があれば一人で何でもできそうなものだと思うのだが。
 「自殺できずに残念なのと、ほっとしたのとで不思議な気持ちになった」という二律背反な答が、この男の二律背反的な行動を物語っている。