八方美人への処方箋

なんで好きでもない人に好かれなければならないのか。
なんで自分のことを好きでない人の考えを改めさせなければならないのか。
嫌う人よりも、好いてくれる人との時間を優先すれば良い。
嫌な時間より、楽しい時間を増やせば良い。
敵が増えても、敵より味方を増やせば良い。

「みんなに好かれたい」という考えを改めてみた

 久しぶりに「増田」で「う〜ん」と思わせられる文章を拾った。
 実際、その通りなんだよねー。確かにその通りだし、正論だと思うんだけど……。
 私にはコミュニケーション不全の気があるので、人との関わりには極端なまでに神経質だ。同居人にもそのことは言われるし、他の人からもさんざんに指摘されている。四六時中にわたって「八方美人」をやっているのって、無駄に疲れるし、ストレスも貯まるから、やっていてもあんまり良いことは無いんだよね。それは十分にわかっている。
 でもねぇ、やっぱり、「人間関係」って恐いんだよねー。そのへん、すでに強迫神経症っぽくなっているのかもしれない。
 上記の文章を「開き直り」とか、「割り切り」だとは思わない。むしろ、「当たり前のこと」だと思う。でも、それが出来なくて(というか気が進まなくて)、考え方を改められずにいる。
 この「八方美人」というヤツには副作用があって、「人から嫌われたくない」と強く思うあまり、「話しかけて知り合った結果、嫌われてしまうんじゃないか」という、コミュニケーションを取る以前から人のリアクションを無駄に気にしてしまうという、もう「妄想」としか言えない考えに取り付かれ、「コミュニケーション不全」にまで至ってしまうんだよね。すでに「八方美人」というよりも「嫌われたくない症候群」だね。
 やっかいな癖なんだけど、治さなきゃいけないんだよねー。
 ちょっと、自分を省みる機会を与えてくれた文章だ。