差別主義者の首長ってどうよ?

3選を目指す石原慎太郎知事(74)に日本最大のゲイタウン「新宿2丁目」から反発の声があがっている。石原氏が昨年、五輪招致に絡み、新宿2丁目の景観を条例で規制すると発言したのが発端。歌舞伎町が石原都政下で“浄化”された過去があるだけに、今度は「2丁目つぶし」が始まる可能性もある。
「過去の石原さんの差別的発言からみても、今回の規制発言の奥にゲイへの差別が見え隠れする。危機感を覚えるし、嫌な感じがする。グローバルな視野をお持ちではないのかなと思う」

ゲイタウン「新宿2丁目」石原発言に反発

 石原慎太郎が、マイノリティへのあからさまな差別意識、そしてアジア諸国への差別意識を持っているということは、過去の発言からも明らかである(「三国人発言」とかね)。
 この男、国会議員時代にも、「優生思想」のような事を言って問題になったことがあった。その根拠がどこにあるのかは知らないが、「自分は優れている」という感覚を、いつも自分の中で再確認しないとおさまらない性格らしい。
 たとえば、堀江健一氏が、ヨットで単独太平洋横断を成し遂げた時、「ヨットマン」石原慎太郎は、嫉妬心むき出しで、「どこかに隠れていただけじゃないのか」と、頭ごなしに堀江氏の成果を否定する記事を書いたという過去もある。
 果たして、あからさまに「民衆」を見下し、何の根拠もない「エリート意識」に凝り固まった頭で行政など、務まるのであろうか。この男ほど、行政ばかりでなく、公のために尽くす仕事に不向きなヤツはいないと、私は考えている。