妥協と譲歩

プーチン大統領とユンケル首相は、ここ数カ月間で高まったEU・ロシア関係の緊張をほぐす必要があると述べた。
プーチン大統領はさらに、「われわれは時には妥協しなければならないが、中欧や西欧のパートナーも同じことをしなければならない」と指摘するとともに、「われわれは事態を誇張すべきではない。問題はあるものの、それらを共に解決することができる」と付け加えた。
ユンケル首相は「われわれは欧州に住む者として、われわれの関係を理にかなったものにする必要がある」と述べた後、「欧州にはロシアが脅威だとみる者はいない。われわれは一層友好的な関係を持ちたいし、過ぎ去った数十年のつらい体験よりも、未来に目を向けて優れた反射神経を働かせる必要がある」と強調した。

欧州との対話・相互尊重の必要を強調=ロシア大統領

 いや、お互いの言葉に嘘は無いと思うのだが……。
 問題はEUの各国がロシアとの関係改善を望んでいるのだとしても、共同体としてのEUとかNATOは「ロシアがうざい」と確実に思っているという点か。
 NATOの大ボスであるところのアメリカは、確実に「新冷戦」をしたがっているとしか思えないしね。