I'll be watching you!

自衛隊イラク派遣に反対する市民運動などの情報を集めていた陸上自衛隊情報保全隊に抗議する集会が14日、東京・永田町の憲政記念館講堂であった。約570人が集まり、行動を監視されていた市民らが怒りの声を上げた。
沖縄高教組の松田寛委員長は、04年の「旗開き」での発言などが記録されていた。「街頭の集会ならば誰が聞こうと当たり前だが、旗開きは仲間うちのもの。そこに自衛隊がいたのか。大問題だ」と糾弾した。
約50の市民団体でつくる平和運動ネットワーク「ワールド・ピース・ナウ」は「動員数は伸び悩んだ」などと書かれた。メンバーの高田健さんは「集会の際に何度か、こちらを監視する自衛隊の影を感じたことがあったが、やっぱり本当だった。きわめて腹立たしい」と批判した。

自衛隊の市民運動などの監視に抗議 東京で集会

 まあ、こうなることは必然だわな。そりゃ怒るさ。
 本来、行動を監視すべき職務を負わない部署が監視し、情報を記録すべきでない部署が集めていたんだからね。
 「情報収集は必要だ」、「だから自衛隊は正しい」などという意見をネットで見かける。もちろん、自衛隊は軍隊なので、「情報収集」という行為は必要だ。しかし、それを行うべきなのは、残念ながらこの部署ではない
 今回の行為は、情報保全隊の「越権行為」であり、かつ「違法行為」であったということをまず理解してもらいたいものだ。