頑張れマイノリティ

京都府立大京都市左京区)の応援団の団長に昨年秋から女性の福島智子さん(文学部3年)が就任し、奮闘している。全国的に大学の応援団は団員不足が続いており、府立大も応援を率いるリーダー部が福島さん、チアリーダー部が日野怜さん(文学部3年)だけだが、「1人1人が大きな声を出して頑張りたい」と話している。

女性リーダーが孤軍奮闘 京都府立大応援団、チアも精鋭1人

 応援団などという完璧な上下社会で、しかも厳しく、体育会系バリバリの活動など、今さら時代遅れ感もある。どうせ厳しいなら、普通にスポーツをやったほうが楽しめるに決まっている。応援団の団員不足は、時代的に言って当然だと言えるかもしれない。
 応援団なる存在は、そんな時代遅れとも言えるものなので、これからも衰退に拍車がかかり、どんどんマイノリティ的な位置に追いやられる事だろう。
 だが、そんな時代にありながら、「男所帯」の代表的存在とも思える応援団に敢えて女性一人で所属し、伝統のスタイルを貫き通そうという気概や、実行している根性は素晴らしいと思う。