バカオヤジの戯れ言を思い出した

日露戦争時に日本軍が製造し、陸海軍の装備品だった胃腸薬「正露丸」が今年、100年ぶりに自衛隊の装備品に復活した。
服用を奨励するため、ロシアを征服するという意味を込めて「征露丸」と名づけられた。

「正露丸」100年ぶりに自衛隊装備品復活

 実は、この十日間ほど、神経性腸炎が再び悪化してたいへんなことになっているのだが、医者で出して貰った処方薬を飲んでいるので「正露丸」のお世話にはなっていない。
 しかし、海外に行く時には必ず持って行くようにしている。やはり効き目は良いんだよね。
 ところで、私がロシアに行く時にも「正露丸」を持って行くという話をしたら、
正露丸って、元々はロシアをやっつけるという意味から来ている名前でしょ? そんな薬を持ってロシアに行くなんて、どういう神経しているの? わっかんねーなー」
とほざいたオヤジがいた。
 今はロシアと戦争しているわけではないし、名付けられたのも百年も前の話だし、元々の由来はどうあれ効能には何の関係も無いのだが、このオヤジが何を言いたいのか、どういう了見で物を言っているのか、こっちのほうが「わっかんねーなー」という気分だった。
 まあ、世の中には、こんなふうに常識的な物の判断基準が「因果地平の彼方」に飛んで行っちゃっている人もいるということで。