国内での評判は上々

後継指名の一報で、ロシアの株式市場は大幅に上昇。代表的な指標のロシア取引システム(RTS)などが過去最高を記録した。
エリツィン政権で副首相を務めたショーヒン氏は「取りざたされた後継候補の中では疑いなく最もリベラルな人物であり、経済界は歓迎している」と指摘した。
プーチン大統領に近いサンクトペテルブルクのマトビエンコ市長は「決定はまったく予想通りで、もろ手をあげて支持する」と歓迎。ロシア正教会の報道担当官も「メドベージェフ氏は現代的で、知的でエネルギッシュな指導者だ」と評価した上で「正教の信者でもある」と言及した。

プーチン後継指名、有力者ら一斉に歓迎 ロシア

 やっぱり国内での評判は良いね。
 問題は国外での評価だ。やはり欧米諸国はプーチンによる「院政」への危機感が残る人事だと考えているだろうと思うし、もう保守系のメディアでは、そういう説が取りだたされている(↓の絵とか)。
 下にも書いたように、メドベージェフがどういう方針で今後の対外政策をとってゆくのか、その点に世界中の関心が集まることは確かだろう。
 個人的には、対NATOの姿勢は現状のままでいてほしい。現在の欧米諸国による国際社会での横暴ぶりは目に余るので、対抗する強い国が牽制してほしいと思うからだ。