たぶん摂理だなぁ

群大が関係者から得た情報によると、最初の動きが確認されたのは七月ごろ。若い男女らが、三、四人とされる男子学生に対し、ボランティアやサークル活動のような名目で、茨城県方面に約四十日間にわたって合宿するように強要した。その際、約三万円の参加費も出させようとしたという。
大学とカルト集団をめぐっては、昨年から今年にかけて教祖が女性信者への強姦(ごうかん)容疑で逮捕された海外のカルト教団が問題化。
この教団は大都市の有名大を中心に国内にある五十以上の大学などに二千数百人の信者がいるとされ、千葉県警が今年一月に千葉大を拠点にしていた女性幹部を入管難民法違反(資格外活動)の容疑で強制捜査。この幹部は逃亡しているが、同県には一時約三百人の信者がいたとされ、教団の活動が水面下で継続しているとの情報がある。

群馬大にカルト集団潜伏か

 これ、具体名は書いていないけど、太字にしたところがそのまんま摂理の話だ。
 詳しくは、Wikipedia摂理 (宗教団体)の項を参照。
 私が大学生の頃は、危険なカルト教団というと統一協会だったし、オウム真理教も活動を開始していた。そして今はレイプ教団か……。
 大学生の頃というのは悩みを抱えていたり孤独感に苛まれたりと、何かと不安定で、しかも社会経験も少ないので、最初はやさしく言い寄ってくるというカルト教団の手口に弱い。こういった若者達に注意を呼びかけ続け、カルト教団の手口に引っかからないよう各地域社会が対策を講じて行く必要があるだろう。
 オウム、ヤマギシ会、統一教会創価学会モルモン教サイエントロジー崇教真光エホバの証人朝起会など、有名どころはまだまだ力を持って活動を続けている(個人的には靖国もカルトだと思っているが)。
 こういう危険な団体から、若者、主婦、無職層、老齢者といった方々を守るべきなのだが、「カルト」と「まっとうな宗教」の線引きが困難なので、なかなか一律に規制することはできない。
 国によっては、宗教ごとにカルトかどうかを判断し、カルトと認定された場合には活動を規制できるようになっているようだが、カルト的要素を一切持っていない宗教などは無いという点、そして「信教は個人の自由」という点を考えると、法で規制するのは難しいと思える。
 確かに、テロ行為や犯罪行為を行うような組織は、刑事事件の当事者ということになるので手も出せるが、「家族を誘拐した」、「いや、自分の意志で来た」といった押し問答が始まると永久に終わらない。
 何とかならないものかとも思うのだが、「カルト宗教の異常性・危険性」を地道に広報して行くしか対抗手段は無いのかもしれない。