霊感デブに王手!

放送界の自主チェック機関である放送倫理・番組向上機構BPO)の放送倫理検証委員会(川端和治委員長)は21日、7月にフジテレビ系で放送された「27時間テレビ」で放送倫理違反があったと認定する「意見」を発表した。コーナーは「スピリチュアルカウンセラー」を名乗るタレントの江原啓之氏が、東北地方在住の美容室経営の女性を「霊視」し、アドバイスなどをする内容。同委は、裏付けなく美容室を「経営難」と断定し、女性本人の了解を得ないで「カウンセリング」を受けさせたことを問題視。「『スピリチュアルカウンセリング』なるものを面白く見せるため、一方的に出演させた人の生活状況を十分な裏付けも取らずおとしめた」と指摘した。
さらに、「面白さを求めて『スピリチュアルカウンセリング』をPRするような構成・演出は避けるべきだ」として、霊視や占いを安易に取り上げることにも警鐘を鳴らした。同局には3カ月以内に改善策などの提出を求めている。
フジテレビは「ご迷惑をお掛けしたことを改めておわび申し上げる」とコメントした。

「スピリチュアル」コーナーで倫理違反=フジ「27時間テレビ」−BPO検証委

 いやーーーー、ヤクザオババの細木数子がテレビから逃げ、今度は霊感ブタの江原啓之天誅が下る時が来たか。
 久しぶりに清々しいニュース。
 何にせよ、脅かしたり甘言めいたことを言って口八丁のデタラメで生きている連中に対して「NO!」とはっきり告げられる時が来たというのは嬉しい。
 私は宗教を否定しないし、信心も否定しない。だが、人々の謙虚な信心や、誰かにすがりたいという危機感を利用し、それに安易に乗っかかり、騙して金を儲けたり人を操る詐欺師は許せない。結局は「人を騙す」だけで何も産み出さないという時間の浪費と金の搾取でしかない虚業は死に絶えてしまえ、とマジメに考えている。
 言葉でどれだけ奇麗なことを言おうとも、本人の出任せであれば、それは虚言でしかない。その「スピリチュアルカウンセリング」で満足する人がいるのであれば、それはそれで良いじゃないか、という意見もあるだろう。しかし、一般的に言って、詐欺師に騙されている被害者は、騙されている間は「その気になっている」のだ。被害者本人がどれだけ幸せになろうが、満足しようが詐欺は詐欺。嘘とデタラメで幸せになって嬉しがる人はいるのだろうか? そもそも、それは本当の幸せなのだろうか?
 たぶん、そういう人はいないから、実際にこの世の中には詐欺罪というものが存在しているのだ。
 誠実に生き、誠実に話し、誠実に接し、相手に納得して貰う。
 それと、誠実な仮面を付けて生き、誠実な仮面を付けて話し、誠実な仮面を付けて接し、相手に納得して貰う。
 これ、巧妙にやれば外見上は全く見分けがつかないかもしれない。だが、それこそ詐欺師が付け入る隙なのだ。
 それでもまだ、心にも思っていない事を言われていても、聞く側が「良い事さえ言っていれば有り難いのだ」と言っていて良いものなのだろうか。私には、それが決して正しい事とは思えない。フィクションとノンフィクション、本心と嘘の違いくらいは理解したうえで人生を楽しみたいからだ。
 デタラメと嘘、虚栄心と他人に対する支配欲の固まり。そんなクズがどんなにそれらしいことを言おうとも、その内容が何であれクズでしかない。そんなカスが何をしようとも、結果はカスしか生まれない。
 だから、私は何かにつけて江原啓之とか池田大作アルベルト・フジモリのようなインチキ人間の悪口を書いているし、実際に大嫌いなのだ。
 インチキな人は消えてくれ。

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