私も訴訟を起こしたい!

 1月21日付け朝日新聞夕刊「働く人の法律相談所」より抜粋。

職場の上司から暴言を受け続けていた会社員がうつ病になり、自殺。これは業務上の死亡であったとして労災を認める判決が昨秋、東京地裁でありました。
上司のいじめや嫌がらせ、いわゆるパワーハラスメントパワハラ)を主な原因とするうつ病の発症と自殺について、裁判で労災が認められたのは初めてです。
「指導、助言の範囲だ」「性格が弱いから落ち込む」などといわれ、表面化しにくいのがパワハラです。実際は「指導」に名を借りた人格攻撃であり、労働者の名誉や人格を傷つけるだけでなく、うつ病などの精神障害を発病させ、死にまで至らせるものです。
まずは、言葉の内容の激しさ。「お前は会社を食い物にしている、給料泥棒!」「存在が目障りだ」「お願いだから消えてくれ」などとキャリアだけでなく、人格や存在までを否定する暴言でした。
相手の立場や感情に配慮せず、大きな声で傍若無人に思ったまま発言し、威圧的でした。

 得てして、こういうパワハラを起こす人は、自己中心的で根拠の無い万能感を持ち、自分では何にもせずに怒鳴っているのみで、人の仕事を否定し、ケチを付けることしかできない。途中までの成果を全否定し、スクラップ&ビルドではなく、スクラップ&スクラップしかしない割りには自分で頭も働かさなければ手を動かさない。しかも、それでは何も進まないので、無視して進めると、その事に関して「命令不服従」だとか騒ぎ出して仕事の邪魔をする。
 そして何か結果が出ると「成功は優れた自分の指導のおかげ、失敗は担当者のヘマ」だと真剣に考えて周りに吹聴し、手を動かした本人の功績ではなく「的確な助言をした自分の功績」と本気で考えているからタチが悪い。
 しかも、その時の感情だけで暴言を吐くので、自分が放った言葉の内容に責任が持てない。そのため、相手が傷ついても、その事にすら気が付かず、当然の事ながらケアもできない。というか、気分だけで言葉を吐き出すので自分がどんな暴言を吐いたのかすら覚えてもいないし、ひどい場合には暴言を吐いているという自覚すらない。
 さらに困った事に、こういう人に限って「強きに弱く、弱きに強い」という卑劣漢であったりする。
 また、他人への人格攻撃や罵詈雑言を投げつけるような行為を平気でできる性格なので、人からのアドバイスや改善要求、注意などは一切聞かない。なので、何度となく同じ事を指摘され続けても、学ぶことなく平気で繰り返す。
 こうなると、「単なる困った人」という括りでは片づけられないくらいに危険な存在だと言えよう。
 こんな「人間凶器」というか「アスベスト人間」のような危険な存在を合法的に除去できる法律の整備を緊急に願いたい。


#正直、私は後遺症で十年も苦しんでいるよ……。


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