護憲? 改憲?

 あー、ちょっと面倒くさいし、微妙な問題なので書く事は避けてきたけど……。
 実のところ、私は、「超護憲派」ではない。まず第一に、あの第一章。あれはいらない。っつーか、とっとと削れ。
 でも、国会内とか一般的に改憲派と言われている方々は、第二章や第三章に手を加えようとしているのが明らかなので、必然的に反対せざるを得ないのだ。
 だから、私は護憲派のポジションに位置せざるを得ないのだが、正確な意味では「第二章、第三章維持派で、第一章削除推進派」ということで、事実上は改憲派なんだよね。
 でも、同じ日本国憲法を変えるといっても、立場が反対の人達がいて、いろいろとややこしいから、「護憲」とか「改憲」といった色分けの中で、「お前はどっちやねん?」と問われると、「護憲」と言わざるを得ないんだよね。
 困った事なんだけど、「護憲派にもいろんな意見がある」とか「改憲派にもいろんな意見がある」という点が無視され、第九条だけに焦点を当てて、それだけで「護憲か?改憲か?」と問われているような風潮なので、困っちゃうんだよね。
 このへん、決してドグマに支配されている訳ではないんだけど、「どの立場からの護憲か?」とか、「どの立場からの改憲なのか?」という柔軟で、選択肢の多い議論になってくれないと、私の立場は宙ぶらりんでねー。こういう風潮って、何とかならないのかしら。


参考:日本国憲法