新時代の解決方法を模索しよう

ロシア訪問中の高村正彦外相は14日昼(日本時間同日午後)、ラブロフ外相とモスクワ市内で会談し、懸案の北方領土問題について「双方が受け入れ可能な解決案に向け、さらに真剣な交渉を継続していく」ことで一致した。

領土問題解決へ交渉継続 日ロ外相、サミットで協力

高村外相は14日、モスクワのロシア外務省別館でラブロフ外相と会談し、北方四島への元島民の「自由訪問」の対象者の拡大で合意した。また、ロシア側は2月の領空侵犯も事実上認めた。

北方四島への訪問枠拡大で合意 日ロ外相会談

 これまで、一緒のテーブルに着く事すらもなかった話題だが、今、両国は真剣になっている。
 この流れを止めてはいけない。もうすでに「四島一括返還」とか、「日本固有の領土」とか、そんなことを言い続けている時代は終わった。
 お互いに譲れるところは譲り、双方が納得できる解決案を模索するべきなのだ。
 だいたい、あの島に、ビザを取って行ったら日本の外務省から文句を言われ、ビザ無しで行ったらロシアの入管で逮捕されるという異様としか思えない事態を早く解決しなければならない。
 領土問題などというのは、国境を接している限り、どこの国でも起こるものだなのだが、そんな事で敵対し合うのはつまらない。無駄にナショナリズムを煽り、両国の相互理解を妨げ、大した意味もない憎悪を成長させるだけのシロモノだ。
 だから、これまでにない概念である「共同統治」とか、「共有領」という新らしい方法で行政が行われる場所が出現しても良いのではなかろうか。「これはボクのもの、これはアンタのもの」という次元の会話は、幼稚園児でもできる。仲良く「一緒に使おうね」というのが、大人の社会での無難な解決策なのだ。
 だいたい、あの四島が日本固有の領土だという根拠だって、もともとは日本が先住民を(ry
 だから、昔のことを掘り返して「取った取られた」という幼稚な会話はもう止めて欲しい。
 そもそも、既成概念を取り払う、前例のないことをする、って進歩的で格好良いじゃんね。ぜひともやって欲しいよなぁ。