死刑制度の逆利用は危険だ

鹿児島県姶良(あいら)町でタクシー運転手が首を切られて殺害された事件で、殺人の疑いで緊急逮捕された陸上自衛隊練馬駐屯地(東京)の1等陸士の少年(19)が県警の調べに対し、「人を殺して死刑になりたかった。タクシー運転手をねらったわけではない」と供述していることが分かった。

自衛官「死刑になりたかった」 タクシー運転手刺殺

 アムネスティの調査によると、先進国で死刑を実施しているのは、日本とアメリカの一部の州だけである。そして、死刑を廃止している国、事実上死刑制度を凍結している国のほうが主流である。
 なぜ、日本は死刑を続けるのか? その根拠がまったくわからない。
 「死刑は果たして極刑なのか?」
 この疑問が消えない。
 死刑制度によって、この事件のような「逆効果」も起こっている。近年、「死刑になりたかったから殺した」という事件が散見されるようになってきているように思えるのは、私の勘違いだろうか?
 こういった弊害までも含めて、死刑制度に対する議論が再び必要になっいる状況になっていると思う。
 まあ、母子殺人事件での死刑判決も出た、そしてこんな事件も起こった。再び、ここで立ち止まって、死刑制度について考え直してみない?


参照:wikipedia:死刑