あれは両方悪いよな

大相撲の横綱審議委員会(横審)が26日、東京・両国国技館で開かれ、夏場所千秋楽の結びの一番で、朝青龍白鵬の両横綱が土俵上でにらみ合ったことについて、日本相撲協会北の湖理事長(元横綱)に両横綱を注意するよう提言した。

両横綱への注意提言 『にらみ合い』で横審

 私も見たが、あれは両方悪いとしか思えない。
 流れの中で手が出たと言うが、試合が決まった後で攻撃してしまった側に問題を作った責任は確かにある。また、それに対して腹を立てて喧嘩腰になった方にも冷静さを欠いたという問題がある。
 似たような話としてK-1で、「ニコラス・ペタスvs.ジェロム・レ・バンナ」の試合において、勝負が決まった後に、無防備なペタスをバンナが殴り倒したという事件があったが、すぐにあれを思い出した。
 試合なので熱くなるのはわかるのだが、ルールを守るというスポーツマンシップを忘れてしまったら、格闘技ほど危険なものはない。
 まあ、私も試合においては熱くなる方で、「手加減がない」と、何かと注意されたり警告されたりするほうなので気持ちは分からなくもないが、紳士的に振る舞うというのもスポーツマンにとっては重要なことだと思った次第。