「先生だって痛いんだ!」という欺瞞

愛媛県宇和島市の市立中学校の男性教諭(41)が、学年集会に遅刻した2年生の男女83人全員の頭をゲンコツで殴っていたことがわかった。うち生徒7人の頭にコブができ、男性教諭は「行き過ぎた指導だった」と、保護者らに謝罪したという。

遅刻83人にゲンコツ、宇和島の中学教諭…行き過ぎと謝罪

 私が生徒だった頃には体罰が大好きな教師は何人もいたが、そのたびに「先生だって痛いんだ!」とか、わからないことを言っていたよなぁ。単にサディズムを満たすためだけにやって、単純に「手が痛い」というだけの話だったんじゃないかと思われる。
 呆れて物も言えないなぁ。
 ちょっと何かをしでかしたというだけで、生徒をドツキ回って泣かせる教師がいたが、あれは明らかに戦前教育の遺物で、単なるサディストだったと思う。ノートを忘れただけでボコボコにされて廊下に正座って何よ? 教室を恐怖で支配したというわけだな。
 で、困った事に、そういう教員に限って親の評判は良かった。「躾ができている」という理由だった。親には「忘れた奴が悪いんだ。ボコられてザマーミロ!」とまで言われたよ。親が躾を放棄しているというのは、この頃からあったという話だな。
 まあ現在、一部に体罰容認論とかがはびこっているが、暴力は暴力しか呼ばない。先生から生徒への暴力が容認されたら、生徒から生徒への暴力も簡単に容認される。というか、生徒はそう勘違いする。いじめという問題がさらに加速される事は目に見えている。実際にそうだったし。「先生がやっているから、自分もやって良いんだ」という勘違いが生じるのだ。
 そして、最近の報道を見ていればわかると思うが、先生にも「変な人」はたくさんいる。こんな状況で体罰とか暴力を容認するような論調には反対せざるをえないよなぁ。


#試しにこの教師を逆さ貼り付けにして百叩きのうえに焼き印を押してみるってどう? それで素行が治れば体罰の効用を認めてやろうじゃないか! できんのか?>学校