今日の買い物(本が売れない件)

 我が家で最も消費の多い調味料である「ブレアーズ・サドンデスソース」と「日本一辛い黄金一味」が切れていたので購入。そして、定期購読している雑誌「フルコンタクトKARATE」。
 そういえば、ちょっと前までだったら、「月刊空手道」や「JKFan」、「合気ニュース」も欠かさず買っていたのだが、今は特集次第という感じになってしまった。職業が職業なので「SFマガジン」は欠かさずに買っているが、「SFJapan」は買っていない。技術関係は、単行本なら買うが雑誌は買っていない……。
 海外の雑誌は、ロシア作家の短編がコンスタントに掲載されるという理由で「ЕСЛИ」(もしも)と「Ворис Стругацкий ПОЛДЕНЬ XXI ВЕК」(ボリス・ストルガツキイ 真昼21世紀)のみ。他の雑誌を買っていた事もあったが、アメリカ映画とか日本のアニメ、ゲームの記事が多くて読んでいられないので止めた。「Locus」もロシアから直接情報が入るようになったので購読を止めちゃったし……。
 考えてみると、職業のほうでは「本が売れねー、何でだろ?」とか言っているのだが、消費者としては実際に本の購入量が確実に減っている。本を読むのが嫌いになったわけではない。でもなぜ本を買わなくなったのか?
 結局、購買欲をそそられないからだ。過剰供給という話が何かと言われるが、そうは思わない。ニッチ層への供給は全くないからだ。確かに、ロングテールに対して雑誌という形で出版物を供給するのは無謀だ。だが、単行本なら、どんな値段でも買う層がいる。でも、最近ではたいていの場合、ニッチ層狙いの本であっても「内容が薄い」と感じて買わないままになってしまう例が多い。
 んー、難しい問題なんだけど、売れる分野には過剰供給、ニッチ層には全く供給されていないという最悪のパターンに陥ってしまっているのかもしれない。
 たぶん、私の趣味はどれを取ってもニッチ層なので、どんどんマニアックに、そしてオタッキーにしてほしいものだと思う。そんな本なら単価が上がっても買うよ。