自由・公平・多様性

 これは私が最も重要だと考えている三つの原則である。私が体調を崩し、退職を決めた背景には、この三つの原則が破られたたため、いる意味が無くなったという現実がある。
 そこでは、情報の発信者として必要になる「自由と多様性」を元にした個々の資質が否定され、枠の中に押し込まれようとしている現状があった。
 そこでは、個人の考え方や目的が否定され、「儲からなくても長時間働く奴が偉い」という公平とは言い難いスケールが採用された。何の展望もなく、売り上げを落とし、魅力的とは言い難いコンテンツを生産し、使えない人材だけを育てるしか能がなくても、「一所懸命やっていれば優秀」という考え方は明らかにおかしい。
 昔は自由で多様性を重んじる環境だったのが、いつの間にかそれとは逆の環境になっていた。私にはそれが悲しい。