危険なパワーゲーム

ロシアのラブロフ外相は11日、メドベージェフ大統領が先に表明した最新ミサイル「イスカンデル」の西部カリーニングラード州への配備は、東欧での米ミサイル防衛(MD)計画が実行に移された場合に限られると述べ、MD計画の再考を促した。

東欧でのMD見直せば配備せず 最新ミサイルでロ外相

オバマ次期米大統領の安保政策顧問は8日、ブッシュ政権が進めているポーランドなど東欧地域へのミサイル防衛(MD)配備について、次期大統領が推進継続を誓約したわけではないと述べ、MD計画に慎重な姿勢を示した。オバマ氏側は、現時点ではロシアを刺激したくないと判断した。

「ミサイル防衛約束」を否定=ロシアに配慮、慎重姿勢−オバマ陣営

 二つのニュースを見比べる限り、米ロの利害は明らかに一致しているということなのだが、お互いに「引くに引けない」状態になってしまっているため、対立が深まっているだけのように見える。
 ともかく、NATO側のMD構想が諸悪の根元であることは間違いないわけなので、お互いに引く事が最善の解決法だとしか思えない。
 まあ、基地外のブッシュがやらかしたことをオバマが何とかしてくれれば良いんだけどね。