雑誌が嫌韓厨やるなよ

月刊誌「WiLL」の記事で名誉を傷つけられたとして土井たか子・前社民党党首が発行元のワック(東京都千代田区)や花田紀凱編集長らに慰謝料1000万円と新聞への謝罪広告掲載を求めた訴訟で、神戸地裁尼崎支部(竹中邦夫裁判長)は13日、同社や花田編集長らに慰謝料200万円を支払うよう命じる判決を出した。
同誌は06年5月号の記事中「土井氏は知る人ぞ知ることではあるが、本名『李高順』、半島出身とされる」「このことが土井氏の拉致事件を見る目を曇らせたのか」などと記載した。

土井前社民党首の名誉毀損訴訟:「WiLL」に勝訴−−神戸地裁支部判決

 誰でも彼でも「半島出身」と決めつけ、それで「嫌韓厨」に反感を持たせるように情報を操作する。これってジャーナリズムでも何でもない。単なる中傷じゃん。「WiLL」が半端な右翼者の御用雑誌でしかないのは周知のことなのだが、これは酷すぎる。
 以前、半島のことを好意的に書いたところ、「大野典宏は在日に違いない」とか、変な書き込みが散見された。その背景には「半島=日本の敵」であり、「半島のことを好意的に考える者=在日」という非常に幼稚な思考パターンしかできない「考え無し」というか、「思考停止」の状態に置かれてしまっている人が確実に存在するということを示している。
 これ、一昔前には、私がロシアSFをやっているということで「大野典宏はアカだ」と言って中傷する連中がいたが、そんな連中と同じレベルか、それよりも程度が低いとしか思えない。
 暗澹たる気分にさせられる。