多様性と選択の自由

 女子の制服がスカートとパンツを選択できるようになりつつある件について。

わたしが学生のときだったら,絶対にパンツ制服のほうを選択していたと思うんだがなぁ。
ところで,男子のほうにはスカート制服の導入はないらしい。なんでも,校則でそう決められているとか。そりゃ男子差別じゃないかい? 実際着用する男子が少なかろうと,選択肢としては導入すべきじゃなかろうかと思うんだが。

立ち読みのおと

 全面的に賛成。
 そこのコメントにも書いたのだが、私の意見は以下の通り。

今、乙メンって流行っているじゃないですか。それでメンズのスカートすら発売されています。あと、クロスドレッサーとか性同一性障害の問題などもあるので、性別に関係なく、制服を選べるくらいの自由化というか、多様性を受け入れる度量を見せて欲しいですよね。

 この問題、どう思われるだろうか?
 私は、服装という記号は確かに重要だと思うのだが、「男だからこれ、女だからこれ」という記号化の強制に関しては、今の時代に合わないので、積極的に規制を緩和するべきだと思っている。
 制服というものを無しにしろ!という意見まで含めて、私は賛成だ。ただ、学校を選択する際、そこに制服があるのか、無いのかまでわかっていて志望しているのだろうから、積極的に自由化を推進すべきだとは思わない。制服が逆に「学校というブランド」を周囲に見せられるプライドもあるだろうからね。
 でも、パンツとかスカートといった、見た目の性別という記号は徐々に崩れて行くべきだとも思っているし、自由主義者はクロスし、既成の記号を選択したい人はそのまま継続できるという形が理想かな。
 革新と保守は同居できると思う。